今日もブログを覗いて下さってありがとうございます。
部屋にいると少し蒸し暑い感じ、、、外に出ると適度な湿気とひんやりした風が少し気持ちいい感じ。(^^)
雨が降ると楽なのがベランダにある植物さん達の水やり~。そんなに沢山育ててるわけではありませんが、、水場とベランダの往復が面倒な時があります。(-_-;)
さてさて実はわたくし、約3年くらい前の春から浴衣を作成していました。以前書いていたブログにはその作成日記を綴っていたのですがお引越しもして、なかな進まない事で綴るのをやめてしました。
着物が好きで着付けを習いに行き始めたのが6、7年くらい前?(今も続けてるつもりですが、なかなレッスンにいけなくて個人指導なので自分のペースなんです。今では着る機会が減ってやや忘れ気味)
そもそも何故縫いたと思ったかと言うと、自分で縫った物を一生大切に着てみたいなあと言う思いから。
着物に触れていたら自分で縫ってみたくなったんですねー。正絹の着物は無理かな?と思って浴衣を縫いたい!!で、学校へ行くのは嫌で、出来れば近所のお婆ちゃん的な人教えてくれないな~と思い始めて2,3年が経っていました。そんな都合いい人なかなかいないし、和裁が出来るってハードル高かかったです。
そこで近くにはいないけど母が和裁を習っていたと言うし、和裁士になりたいと思ってたと言うくらいだから教えてもらえばいっか♪ なんて気楽に思ったら
「無理!」と簡単に跳ね返され
「もう忘れてしまったーー」と
まあ仕方ないと振出しに戻り、でも夢は持ち続けていて、いたる所で語っていたのです、「自分で浴衣縫いたいのー」と
そしたらいたのです。教えてくれそうな方。\(^o^)/
なんと身近な友達の友達。しかも御婆ちゃんじゃなくてお若い女性。(笑)
しかも日焼けした肌が素敵なサーファーの彼女。
大学の被服科で和裁を専攻したのだそうです。でも今は和裁には触れていないようで何で私?と思われたようですが、、
早速友達経由でお願いして、教えて下さることになりました。
初めてレッスンに行ったのが最初に書いた様に3年前の5月下旬位かな~。その時は今年は無理だね?と話していて、私もいとも簡単に数か月で出来る物だと思っていました。
まず私には和裁も洋裁も知識もない事、針の使い方が分かりませんでした。
決して不器用ではないのですが、針仕事してないし、ボタン付けくらい、、
なので指ぬきして運針とか、困りましたよぅ。まずそこからです。
今や運針もそんなに上手じゃないけどまだいい方。くけ縫いと言うのがあるんだけど、これがねーーー。理屈は簡単なんだけど、まず表に出る縫い目が小さくできないの!
濃紺地に白抜きのこの柄、、糸は紺。白地の所に出る縫い目は要注意!!! ←
私にとっては大変な作業でしたー。しかもね選んだ生地が憧れの竺仙さんの物。多分普通に売っている物より生地厚めでした。だから縫うの大変。(涙)
まあとにかく苦労しました。
途中途中、なんで縫いたいなんて思ってしまったのだろう??と自分を責めたりして(笑) だって今仕立てて貰っても手縫いでも1万5千円位でオーダー出来たりすんですよ。ミシン仕立てだともっと安いよ。
あーー、お金払っちゃった方が楽だったなあと、、、何度思ったか。
1か月に1度のレッスンではなかなか私が進む事が出来なかったので、もっと縫うのが早い人とかはもっと早く仕上がったのでしょうけど、その年の夏に着れないなあと思うと一旦休憩してしまって、又春位からレッスンを始めるみたいなサイクルで約3年。
でもね、諦めなかったのねー。
途中であきらめる選択肢もあったはずなのに、諦めずにやったのです。
全て手縫い!!
そして先日、最後の最後のひと針を入れて。
完成しました!!
厳密にはあと一回レッスンがあって、それで最終チェックして整えて本当に完成です。
こんな反物が
こんな風になりました。(^O^)/
諦めずにやって良かった。
そしてなによりも愛おしい物になりました。
製作途中はもう少し雑でもなんとなく型になればいいやとも思ったけど、今完成してみると意外とちゃんと出来てるし、縫い目もしっかりしてる(また自画自賛)
もうね、この浴衣を見せながらここがね面倒なの、とかここが大変だったの、とか語りつくしたい気分です。(笑)
兎にも角にも良かった。
浴衣を作ると日本人の昔からの知恵が分かる、日本人の繊細で手先の器用さがわかります。(不器用な人は大変だったろうなと)
それはそれは日本人の凄さがつまった技法ですね。和裁。
私は本当に伝統的な作り方で教えて頂きました。今は安価で手に入る浴衣も増えているけどそれとは格段に違います。
安価が悪いと言う事ではなく両方を知る事が大事なのかなと。
仕立てをしてもらった浴衣を見ても私が作った程の作業がされてなかったりします。
それでもいいんです。ただ私は本当に古典的な作り方に触れることができて大変だったけど幸せだったなあと感じています。
きっと売っている浴衣のチェックとかは絶対しちゃうと思うけど。(^_^;)
浴衣作りだけではなく他の日本の伝統的な物全てすごい知恵と英知が込められているのでしょうね。
私の一つの志に日本人のプライドを持って海外に出る。と言う思いがあります。
日本人て他の土地や人に憧れる思いが強くて日本の事をあまり知らなかったりと言う事が多くないですかね?
日本の素晴らしさを携えて対等に渡り合えたらいいなあと。
浴衣作りを通して諦めなければ夢は叶うと言う事を学びました~。
スポ根話みたいになってますが、、
でも何故私は諦めなかったのか?絶対つくってやろうとか思い続けたわけではないのですよ。
時間がかかってもいいからただ完成させたかったんでしょうね。
指導してくれたMさんも途中で止めちゃうかと思ったと言ってたくらいです。
ひとつの事を完成させると必ず何かの学びがあります。それは結果だけじゃなくてその過程が大切。またその過程を自分でどう受け取るのかが大切、人生の縮図みたいですね。
浴衣2着目作成はないです。でも手縫いの楽しさを覚えました。
なので大好きなハワイのキルトを今後やってみようと思っています。
そしてね運針って精神統一にすごくいい!
瞑想に似ていると思います。
心を鎮めるのにいいなあと。
針1本と糸そしてそんなに大きくない生地を一枚いつも持ち歩いてCafeで本を読むように運針とかしたいなあと思っている今日この頃、そんな人出会った事ないけど、きっと私やるかもしれません。
今日は浴衣作りの事で熱く語ってしまいました。やたらとビックリマーク!が多い文章になっていますが、ご了承くださいませ (^^)
いつか着用した写真が取れたらご披露したいと思います。
◆お知らせ◆